からかい上手の高木さん｢西片…私…西片のこと好き…｣西片(はは～ん、またからかってるな…)

高木さん｢に、西片は好きな人いるの？｣

西片｢す、好きな人！？｣(高木さんなんて言えない……どうせからかってるだけだし……)

西片｢いやぁ～今のところはいないかなぁ～｣ｱﾊﾊ

高木さん｢そっか……｣

西片(なんだこの空気……まさか本当に高木さんは僕の事を？……いやいやからかってるだけだ )

高木さん｢ねぇ、私の告白真剣に考えてほしいの｣

16: 08/15 19:04:40.511 ID:amC

西片｢！｣(な、なんだ……本当の話か？)

高木さん｢私ね、本当は西片に好きって伝える予定はなかったの。けどね……病気でもしかしたら助からないかもって先生に言われたから……｣

西片｢え？う、嘘だよね？からかってるだけだよね？｣ｱｾｱｾ

高木さん｢嘘だよ！｣ｱﾊﾊ……

西片｢もぅ！高木さん～！！ビックリしたよ～！！｣ｱﾊﾊ

17: 08/15 19:05:42.465

ハッピーエンドしか許さねぇぞハゲ

19: 08/15 19:06:52.318 ID:amC

～数日後のホームルーム～

担任｢え～高木だが、病気でしばらくの間は休むと連絡があった｣

ガヤガヤ

西片(え……ま、まさか……この間の話は本当だったのか……？)

担任｢あと、西片は放課後職員室に来なさい｣

西片｢え？あ、はい｣

20: 08/15 19:09:18.341 ID:amC

～職員室～

担任｢……ってことだ。このことは西片だけに伝えてほしいと言われてな｣

西片｢そ、それじゃあ高木さんは助からないんですか！？｣

担任｢そうは言ってないだろ。手術が成功する確率が極めて低いみたいだ。だから高木にお願いされてお前にプリントを高木に渡すのをお願いしたんだ｣

21: 08/15 19:11:36.938

一生懸命書いてるんだろうけど
これじゃない

22: 08/15 19:11:54.701 ID:amC

～病院～

高木さん｢あっ、西片！｣ｺｯﾁｺｯﾁ

西片｢た、高木さん……｣(点滴したままで少し痩せたかな……？)

高木さん｢ジッと見てなぁに？私に惚れた？｣ｱﾊﾊ

西片｢そ、そんなことないよ！｣ｱｾｱｾ

高木さん｢うん、それでいい……西片は私みたいに早くしんじゃう人を好きになってもらいたくないから｣ｳﾝｳﾝ

23: 08/15 19:14:01.113 ID:amC

西片｢た、高木さん……嘘だよね？｣

高木さん｢病気の話？それとも私が西片を好きって話？｣

西片｢病気……｣ﾎﾞｿｯ

高木さん｢本当だよ。もう無理みたい。先生は確率が低いけど成功者もいるって言ってたけど、そんなの奇跡みたいなものだし｣

24: 08/15 19:15:51.216 ID:amC

高木さん｢けどね……私は後悔してないの。西片に出会えたことだけで本当に幸せだったかr｣

西片｢嫌だよ！！ぼ、僕はもっともっと高木さんにからかってほしい！！！！｣

高木さん｢西片……｣

西片｢だ、だからしぬとか簡単に言わないでよ！！！｣ｸﾞｽｯ

25: 08/15 19:17:29.688 ID:amC

高木さん｢……も、もし……私が手術して生きることが出来たらさ……｣

西片｢ぼ、僕と将来……け、け、け、け、結婚してほしい！｣

高木さん｢え……｣

西片｢だ、だからしぬとか言わないでよ……｣

26: 08/15 19:17:32.413

悲しすぎるだろ

27: 08/15 19:19:21.220 ID:amC

高木さん｢ごめん……でもありがとう……｣

西片｢……｣ｸﾞｽｯ

高木さん｢ねぇ西片……勝負しない？｣

西片｢へ？｣

高木さん｢もし……私が手術失敗したら……西片は私を忘れて、必ず他の誰かと結婚して幸せになること……｣

28: 08/15 19:21:38.742 ID:amC

西片｢じゃあ、もし手術が成功したら……ぼ、僕と将来……結婚してよ！！｣

高木さん｢なぁにそれ……私は勝っても負けても損しないじゃん｣ｱﾊﾊ

西片｢いいから！！！それでいいから！！約束してよ！！｣ﾊｧﾊｧ

高木さん｢うん……わかった……｣