1: 2017年7月27日(木)
そこにはヨシハラやエヅカ、カツラギを筆頭に、20名余りのクラスメイトたちが集合していたのである。
「なんだ、夜襲でも仕掛けにきたのか？」
「ち、違うわよ！」
「なら、なんだ？ 何か用事があったんじゃないのか？」
別に特別な用事があったってわけじゃ……」
と、エヅカたちが口を開き、
「おい、ヨシハラ、お前が言い出したんだろうが。ちゃんと言えよ」
「そうだよヨシハラさん。素直にならなくちゃ！」
「べ、別にあたしが言い出した訳じゃないでしょうが！ あ、あなたたちが言い出したから仕方なく付き合ってあげているだけなんだから」
「ここまで来て往生際が悪いっすよ」
「左様。覚悟を決めるがよい。俺たちも既に覚悟は定まっている」
他のクラスメイトたちも口を開く。
何なんだ、一体？
と俺が訝しげにしているのを見て、ヨシハラが大きく深呼吸をした。
そして、
「その、悪かったわね、今まで」
8: 2017年7月27日(木)
「ふむ、何かの罠か？」
俺のスキルが反応していないが、実はそういう隠蔽スキルでも持っていたか？
俺は警戒するように周囲をきょろきょろと見回す。
「違うわよ！ 普通に謝ってやってるのよ！ このあたしが、あんたに！ 素直にね！」
……何だと？
「熱でもあるのか、ヨシハラ。お前の様な横暴な女が謝罪とはよほどのことだぞ？」
「なんであんたにそこまで言われなくちゃいけないのよ！」
「まあまあ、二人ともそこまで。そして、マサツグ……。ああ、いや、今はマサツグ王だったな。ヨシハラだけじゃない。
俺たちクラスメイト全員……いや、ミヤモトやイシジマは来なかったが、ともかくみんなから謝らせてくれ。今まで無視したりしてすまなかった。
皆、お前のことは認めていた。だが、誰に頼らなくても一人で何でもできるように見えるお前が、皆うらやましかったんだろう。許してくれ」
そう言って他のクラスメイトたちも頭を下げたのだった。
これは想定していなかった。参ったな。
19: 2017年7月27日(木)
失踪してなかったんな
9: 2017年7月27日(木)
こっからマウントとっていたぶるのがマサツグ様
10: 2017年7月27日(木)
ミヤモト草
11: 2017年7月27日(木)
いつの間にかマサツグ王になってて草
16: 2017年7月27日(木)
これ本当に書籍化するんか
18: 2017年7月27日(木)
えぇ…マサツグ様も悪いやろ
詳しく知らんからどうとは言えんけどあの性格見てたら100%奴にも非があるわ
詳しく知らんからどうとは言えんけどあの性格見てたら100%奴にも非があるわ
57: 2017年7月27日(木)
クラスメイトから亡くなってる人出てるのに今更和解って意味あるんですかね…
22: 2017年7月27日(木)
こんだけ話題になればそりゃ書籍化するわな
23: 2017年7月27日(木)
書籍化で承認欲満たされちゃったかあ
24: 2017年7月27日(木)
創作のなかでこんなやらせて虚しくならんのか
25: 2017年7月27日(木)
「別にお前たちに謝ってもらういわれなどない。俺もやりたいようにしていただけだ。お前たちのことなど眼中になかった」
「マサツグ……」
クラスメイトたちが口をつぐむ。
「だが」
俺はため息を吐き、
「それはそれでよくなったのかもしれん。俺はこの世界に来て、孤児院を運営することになった。
そこで初めて他人を思いやることを学んだように思う。
元の世界では自分のことで手一杯だと思っていたが、それ自体が甘えだったのかもしれんな」
「マサツグ……」
俺は少し微笑むと、
「勘違いするな。なれ合うつもりなどない。だが、確かに俺たちはなんであれクラスメイトであり、同じ同胞を持つ者たちだ。
そして、今は同じ場所にいて、守るべきものも近い。お前たちは国を守ることを誓った。俺は孤児院を守る。この目的は両立可能だ。ゆえに」
俺は一呼吸おいてから、
「今は同じ目的に向かう仲間だ。お前たちは俺の家族を守る。俺もお前たちの居場所を守ろう。ともに敵を討ち滅ぼすぞ」
29: 2017年7月27日(木)
>>25
眼中になかった（大嘘）
眼中になかった（大嘘）
355: 2017年7月27日(木)
>>25
異世界にくるまで思いやりを知らなかったとかガチでｋｚやんな
異世界にくるまで思いやりを知らなかったとかガチでｋｚやんな
32: 2017年7月27日(木)
思いやることを学んだ(大嘘)
27: 2017年7月27日(木)
物語的には盛り上がるとこなん？
貼られてるとこしか読んでないしマサツグがいじめられてる描写見てないからなんのカタルシスも感じない
貼られてるとこしか読んでないしマサツグがいじめられてる描写見てないからなんのカタルシスも感じない
141: 2017年7月27日(木)
>>27
邪神が裏に居る帝国が攻めてきたので、マサツグ様が王国の国王殴り飛ばして王になって帝国と戦争だー
ってとこで更新終わってたのが再開したんだから
盛り上がり部分ではあるんちゃうか
邪神が裏に居る帝国が攻めてきたので、マサツグ様が王国の国王殴り飛ばして王になって帝国と戦争だー
ってとこで更新終わってたのが再開したんだから
盛り上がり部分ではあるんちゃうか
30: 2017年7月27日(木)
マサツグ様が最後にミヤモトとトリタニに討ち取られてハッピーエンドやろ
34: 2017年7月27日(木)
「んぎいいいいいいいいいいいいいいいいい」とミヤモトがまたしても金切り声を上げた。
一方で、俺のその剣技を見ていた少女たちから感嘆の声が上がる。
「ご主人様、すごい・・・。太刀筋が全然見えません」
「聖剣をいきなり使いこなすなんて・・・。もしかしてマサツグ様は勇者様でもあったんですか！」
「勇者どころじゃないよー、神様にだってなれるんだからー」
「ち、ちくしょう！ 返せ！ 返せよ！ 俺の聖剣を返せ！！」
そう言ってミヤモトが泣きじゃくりながら俺に迫ってくる。
「いや、もちろん返すさ。ふう、まるで俺が弱い者イジメをしたみたいに思わるじゃないか。そうだ、ちゃんと説明しておこうじゃない。皆さん！ 俺はいじめをしてるわけじゃありませんよ！！」
俺はそう言って周りにイジメではないと大声で説明をする。
「や、やめろよ！ 俺はイジメなんて受けてる訳じゃねえ！い、いいから返せよ！」
「だからそう言ってるんだ。いじめなんて最低の行為を俺はしてる訳じゃないから。周りの人たちにも言っておかないと。皆さん！ 断じて俺はミヤモト君をイジメて泣かせた訳ではありませんからね！」
「うわあ！ やめろよおお！！」と俺を制止しようとしてくるミヤモト。
123: 2017年7月27日(木)
>>34
まるでその場に居合わせたかのように思わせる重厚な臨場感溢れる描写定期
まるでその場に居合わせたかのように思わせる重厚な臨場感溢れる描写定期
342: 2017年7月27日(木)
>>34
実話定期
実話定期
35: 2017年7月27日(木)
なんでそんなキモい喋り方なんこいつ
クラスメイトは普通なのに
クラスメイトは普通なのに
42: 2017年7月27日(木)
アニメ意識してマイルド路線に切り替えたんか
58: 2017年7月27日(木)
書籍化したからしゃーない
59: 2017年7月27日(木)
地の文が少な過ぎるしたまにあってもどうでもいい動作説明しかしないのをノベルと称していいものなのか
44: 2017年7月27日(木)
今からでも書籍版にミヤモト出してください
むしろ主人公がミヤモトでもいいです
むしろ主人公がミヤモトでもいいです
46: 2017年7月27日(木)
これはアニメ化への布石やろなあ
48: 2017年7月27日(木)
この作品の凄いところは主人公のｋｚさがやたらリアルで本当にいじめられてたんやろうなって思えるところやな
52: 2017年7月27日(木)
これはこれで別の次元の気持ち悪さがあるやん
ミヤモトとイシジマだけは絶対に許せない辺り闇の深さも変わらんね
ミヤモトとイシジマだけは絶対に許せない辺り闇の深さも変わらんね
82: 2017年7月27日(木)
この自分に都合のいい和解ヘタしたらミヤモトボコボコシーンよりキツイ
願望表れすぎやろ
願望表れすぎやろ
67: 2017年7月27日(木)
スマホの方がマシと思えるくらいにはひどい
155: 2017年7月27日(木)
公式見たらマジで５月から再開してたんだな
書籍化するんだし当然か
書籍化するんだし当然か
102: 2017年7月27日(木)
アニメ化からの億万長者への道がひらけたからな
かつて苛めてたやつらも許せますわ
かつて苛めてたやつらも許せますわ
111: 2017年7月27日(木)
全キャラの口調が不自然で草生える
142: 2017年7月27日(木)
>>111
ちゃんと人と会話したことないんやろ
ちゃんと人と会話したことないんやろ
101: 2017年7月27日(木)
会話で自然にふむって言える大人になりたい
104: 2017年7月27日(木)
こんな奴を王にするような国は滅んだ方が良い
136: 2017年7月27日(木)
おそらくはイジメを受けていたであろう文才のない奴がここまで成功？したという点では素晴らしいの一言やでホンマ
122: 2017年7月27日(木)
最終的にこの駄文で本まで出せた訳だからその点においてはクッソカッコいいよな
1000: オススメの人気記事
引用元：2ch.sc
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コメント一覧
本当の嫌われ者やいじめられっ子だけが書けるキャラやなw
書籍化までするのか…マジか…。
なんでここが好きって主張する人がいないんだろうな。
記憶が確かならイジメの描写が直接されてなかったからそのせいで読者のヘイトを集められなかったせいとかじゃない？
作者自体のファンは他の作品と作風違いすぎて読んでないと思うし
マサツグ様は断じて小説とは認めたくない
これをネットに上げ続ける作者の精神力も凄いけど、ちゃんと全部読んだ上で批評している人たちも凄いわ、普通に頭おかしなるで
尊敬するわマジで
それカットするとか、作者も編集もなんも分かっとらんやん。
あの辺無かったら話題になることもない、文才無しの妄想やんけ……
俺は普通にこんなものを書く奴がいるんだろ驚いたし序盤でダウンした
よくここまで読んで的確に貶せるなと思う
ミヤモトがファンにとっての愛されキャラになりそう
新しいの一本書くから待てって言えばいいのに
書籍化して恥を晒すより遅咲き作家の方がよっぽどカッコいいんだよなぁ
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